ミケランジェリとラヴェル
年末年始にかけて、2月のコンサートで演奏するラヴェルのマメールロワについて勉強をしていました✏️
今までもラヴェルの音楽が好きでしたが、どちらかというと温かみのある私の音色が、彼の作品にはマッチしないような気がして積極的に取り組んではいなかったのです。
話は少し変わって1年ちょっと前からヨガのレッスンを受けています。ヨガの深い呼吸と体幹を強くしていく訓練がピアノを演奏する時の心身のコントロールにも大いに役立つということが徐々にわかってきました。そんなこともあり、緻密なコントロールと冴え渡る音色が必要とされるラヴェルの作品も、今ならコツが掴めるかもしれないと思っています。
私の中でのラヴェルの名演決定盤と言えば、ミケランジェリによる協奏曲です。
彼の冷徹なほど研ぎ澄まされた指裁きについて、ふさわしい言葉が見つかりません。。
ミケランジェリとラヴェルには共通点が多いように感じます。共にツンとした紳士であり、神経質な完璧主義者。その冷たい仮面の下から美学や優しさが滲み出てくるところにグッとくるものがあります。
ちなみに、昨日は1/5はミケランジェリの誕生日だったようです。そうとは知らず、昨日はミケランジェリの演奏を沢山聴いていました。不滅の名演はこちら。カメラワークもとても良いです。
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